免税店の基礎知識&ショッピングを楽しむコツ
免税店の基本情報
外国人観光客が多く訪れる電気街やドラッグストアでは、「TAX FREE」「免税店」といった文字を見かけることがありますよね。
免税店とは名前の通り「税金が免除されるお店」というワケで、通常よりお得に購入できるお店です。
日本で販売されている商品には消費税が必要になることは誰でも知っていますが、実は消費税以外にもいろいろな税金がかけられています。
ふだんなんとなく手にしている化粧品やお酒、タバコなどの価格には、消費税にプラス関税、タバコ税、酒税といった税金も含まれるのです。
免税店ではそういった税金を免除して販売していますので、通常購入するよりも税金安く買えるというワケです。
免税店には「DUTY FREE SHOP」と「TAX FREE SHOP」の2種類があります。
DUTY FREE SHOPは日本の空港の国際線にある免税店で、出国手続きをした後のエリアにあります。
法律上では日本国外エリアということになるため、関税・タバコ税・酒税などの税金が免除となる仕組みです。
TAX FREE SHOPの場合、消費税のみが免除されるのですが、対象者は外国人観光客などの「非居住者」という条件があります。
つまり、日本に暮らす日本人や外国人は適応されませんのでご注意くださいね。
免税店で買い物するメリットとは
免税店では諸税金が免除されますので、金額の大きな買い物をすればするだけお得になります。
DUTY FREE SHOPであれば、ブランドによって異なりますが、15~30%もお得にショッピングできるというから驚きですよね!
さらに、空港内の免税店にある化粧品や香水、タバコ、お酒の中には、空港限定アイテムが販売されています。
限定ポーチ付きの化粧品セットや香水ミニセット、空港限定のパッケージデザインなど「限定」好きにはたまらないアイテムがたくさんあります。
また、ANAやJALが運営する免税店では、航空会社のカード提示で特典や割引を受けることもできます。
最大で10%OFFになることもありますので、各航空会社のカードをチェックしてみましょう。
免税店で買い物する際の注意点
免税店にいると、ついテンションが上がって買い過ぎてしまう可能性があります。
ですが免税店でのショッピングには制限がありますので十分に注意してください。
出国手続き後のエリアにある免税店で商品を購入した場合、それらはすべて手荷物扱いで「機内持ち込み」になります。
直行便であればほぼ問題はありませんが、乗継便の場合は手荷物検査を再度受けたときにお酒などの液体物が没収される恐れがありますので事前に確認しておきましょう。
また、日本に帰国する際、酒類やタバコ、香水などをたくさん買い過ぎると課税対象になってしまうため要注意です。
例えばお酒なら1本760ml以内計3本まで、一般のタバコであれば400本まで、香水なら2オンスまでという縛りがありますので覚えておきましょう。