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丁寧な暮らしを始めよう

丁寧な暮らしとは Posted On
Posted By nadeshiko-clip.net

丁寧な暮らしって聞くけど、どういう暮らし方?

女性誌やInstagramなどを通じてトレンドとなっているこの言葉ですが、どのような暮らし方でしょうか。
「丁寧な暮らし」とは、毎日行っていることをただこなすのではなく手間や時間をかけて、一つひとつのことに向き合う暮らしのことです。
料理や掃除、洗濯など日常に欠かせない家事は、何となく慣れた道具と手順で済ませてしまいがち。
日々のルーティンに必要な道具や動き、一つひとつ気を配ってみませんか。
自分なりの生活に楽しみを見つけることで丁寧に暮らす心地よさを実感できるようになるはずです。
具体的には以下の3つに分けて考えてみましょう。

ゆとりある時間を過ごす

仕事や家事、育児、介護など忙しい日々を過ごしていて、自分の時間がないという人は多いと思います。
「時短」「タイパ」という言葉がよく聞かれますが、丁寧な暮らしでは時間にゆとりをもって手間をかけることが大切です。
例えば「いつもはインスタントで済ませているみそ汁を出汁からとる」「ひとりでリラックスできる時間を作る」など。
あえて手間と時間をかけることで、自分なりの心地よさが見つかるはずなので、時間のゆとりを持つことも丁寧な暮らしに大切です。

自分に優しくし心にゆとりを持つ

手間と時間をかけて心地よさを追求したくても、現実は忙しくて時間が取れないということが多いはず。
ただ、丁寧な暮らしとは「自分の心地よさを大切にする」ということなので、無理する必要はありません。
家族のために色々やってあげることは大切ですが、自分のことも大切に。
ゆとりを持つために、家族で役割分担をしたり、宅配サービスを利用したりするといいでしょう。

居心地のよい空間で過ごす

時間と心にゆとりを持てるようになっても乱雑な部屋では気持ちが落ち着きません。
物を減らす、整理整頓する、リラックスペースを作るなど、暮らしの心地よい空間を確保してみましょう。

具体的な丁寧な暮らしのやり方とは?

丁寧な暮らしにあこがれるけども、どうすればいいの?そんな人にすぐにでもできる丁寧な暮らしの具体例をいくつかご紹介します。
興味のあるものから実践してみて、心地よさを感じるなら、続けてみてください。

土鍋でご飯を炊く

難しそうに見えてやってみると簡単なのが、土鍋でご飯を炊くこと。炊飯器よりも短時間でおいしく炊けます。
やったことがないと水加減や火加減が難しそうと思われがちですが、目盛りがない分きちんと軽量するようになりますし、多少の失敗は火加減で調整可能です。
香ばしいおこげが楽しめるのも土鍋炊きの魅力です。

おやつを手作り

普段は市販のおやつという人がほとんどだと思います。小さなお子さんがいる家庭だと、そのことを気にするかもしれません。
それなら休日を使っておやつ作りに挑戦しましょう。
レシピサイトを検索すると、おやつ作りに不慣れでも簡単においしく作れるレシピがいくつもあります。
ホットケーキミックスを使ったカップケーキやバウンドケーキ、寒天を使ったゼリーなど失敗が少ないのでおすすめです。
人気のフルーツサンドもレシピや材料はシンプルなので、映えた出来で仕上がります。
SNSに投稿したり、お友達におすそ分けしたりすれば素敵な思い出になるでしょう。

花やグリーンで彩る

おしゃれな飲食店やカフェ、ショップなどには、ほぼ確実に花や観葉植物などのグリーンが飾られています。
自宅でも花やグリーンがあることで、雰囲気に彩りが生まれるものです。日々、忙しい中でも植物を目にすることで癒されることもあるでしょう。
心穏やかに丁寧な暮らしを実践するために、花やグリーンが持つさわやかさを取り入れてみてください。
花やグリーンは生花店だけではなく、雑貨や洋服などのショップでも観葉植物やハーブが販売されています。

ティータイム・コーヒータイムを作る

お気に入りのカップで紅茶やコーヒーを飲む、紅茶やコーヒーを淹れる道具を揃えてみる、ちょっといいお菓子を用意するなど、仕事や家事、育児で疲れている中で少しだけ贅沢な時間を過ごしましょう。
10分だけでも心地の良い時間を作ることが、丁寧な暮らしの第一歩となりますよ。

香りのインテリアを取り入れる

香りのアイテムをインテリアとして取り入れてみましょう。いい香りは生理的な活動をコントロールする自律神経系に影響を与え、心身のバランスを整えてくれます。
寝る前にリラックスしたり、ティータイムにお茶と一緒に香りを楽しみ気分を上げたり、さまざまな場面で取り入れやすいでしょう。
香りのアイテムとして、アロマキャンドルやリードディフューザー、お香などがあります。どのアイテムも手軽に取り入れやすいので、インテリアに彩りを与えてくれるでしょう。

丁寧な暮らしを始めるための準備をしよう

丁寧な暮らしを始めるにあたり大前提として、きちんと物が整理整頓された状態を作ること大切です。
まず、物がスッキリしていて、見た目もキレイになればイライラした気分が落ち着きますよね。これだけで気持ちが明るくなり、何事にも意欲がわいてくるものです。
片付けには心をスッキリさせる効果があります。
とは言っても、どこから手をつければいいのかわからないという方に、丁寧な暮らしをための準備です。
準備に時間をかけるのはもったいないので、1週間という期限を設け、1日ごとに効率よく片付けながら、丁寧な暮らしに近づく方法を紹介します。

1日目:まずは不用品を捨てる

部屋の中には自分が思っている以上に要らない物で溢れています。いつか着るかもしれない洋服やいつか使うかもしれないツールなどを大事にとっていないですか?
最初はそれらが部屋の中にたくさんあるという自覚を持つことです。すると、まず断捨離という作業が積極的に取り組めます。
初日は明らかなゴミを処分していきましょう。
まずは部屋の角からスタートし、不要であると思ったものはゴミ袋へ捨てていきましょう。

2日目:リビングをキレイに

リビングがキレイに保たれていると気持ちもスッキリするでしょう。朝から物で溢れかえったリビングだと、片付けから始めないといけないため憂うつな気分になります。
いつもいる場所だからこそ、常にキレイに保っておきたいところ。しかし、いつもいる場所だからこそ必然的に物で溢れてしまいがちです。
不要なものや、不要と判断しづらいものが混在する場所でもあります。
まず、1日目で不要なものは捨てる作業をしているので、必要かそうでないか分ける作業は必要ありません。
重要なのは「リビングにある必要があるのか」ということです。そして、使用頻度によって手に取り入れやすい場所に仕分けておくことで、キレイなリビングを保つ秘訣になります。

3日目:キッチンを快適に使うために

コンロの油汚れやシンクの汚れなどが目立ちやすいキッチン。毎日使うからこそ、快適に使いたい場所でもあります。
散らかったキッチンでは、調理を始める前にまず片付けから始めないということがよくあるのではないでしょうか。
片付けが大変なので汚したくないと思うかもしれませんが、キッチンでは汚れても簡単にキレイにできる状態を作り出すほうが簡単です。
食器はしまいやすく収納されているか、引き出し一杯に調理器具がつめこまれていないか。そして、掃除道具がすぐに取り出せるか、ということをチェックしてみましょう。
キッチンから出ることなく、調理や洗い物、掃除ができる空間を作ることで、移動しなくてもよくなり、掃除も楽になります。

4日目:各部屋の整頓

各部屋には、その部屋を使う人の個性や使いやすさ、こだわりが詰まっています。自分の好みでなくても、家族には居心地の良い空間かもしれません。
各部屋を整頓する際は、個性を尊重して整理するように。
必要かそうでないかの判断は、その部屋をメインに使っている人と相談してから整理してください。
物の配置がいきなり変わると、使い勝手が悪くなり、余計に物を溜め込みがちになってしまうことも。
各部屋を整理するタイミングは、片付けに慣れてきた4日目が最適です。

5日目:お風呂やトイレの掃除

お風呂やトイレといった水回りは風水だと悪い気が溜まりやすい場所とされています。水垢やカビが発生しやすい場所なので、長い間放置していると掃除に手間がかかってしまいます。
面倒に感じる場所だからこそ、簡単に掃除できるように取り出しやすい収納と、導線作りがポイントです。
収納箱など、各掃除に必要なグッズをまとめておくと、いちいち取りに行く必要がないので便利です。水回りで使う収納箱は丸洗いできるといいでしょう。
お風呂は水垢やカビが発生しやすい場所なので、快適に保つには湿気を少なくすることが重要です。使った後は換気をして、湯船にお湯が残っている場合はフタを開けっ放しにしないように気をつけましょう。
トイレは水回りの中でもとくに汚れを感じやすい場所です。便器だけではなく壁や床にも汚れが付着します。また、物を置いているとホコリもつきやすいので、なるべく物を置かないようにしましょう。
物を動かしなら掃除をするのではなく、拭き取れば終わりという状態にすることが大切です。

6日目:分類作業

色々な部屋を整理整頓していると、同じ種類のアイテムが散乱していたり、不便な場所にあると感じたり、無くしたと思ったものが出てきたり、いろんな発見があったのではないでしょうか。
そこで分類作業をしていきましょう。どこにあると便利なのか、ベストな配置の方法、取り出しやすさなどのポイントを考えて分類していきます。
ごちゃごちゃしてしまう場合は、そこから種類に分けて考えてみるといいかもしれません。細かく分けすぎず、例えばボールペンやシャープペン、メモ用紙などは筆記用具としてジャンル分けすると分類しやすくなります。

7日目:もう一度捨てる作業を

初日に行った捨てる作業を、最終日にも行うことで、自分にとって必要のないものがより明確になります。
さまざまな場所を再度チェックしてみてください。初日は悩んだ物も、コツを掴めたことで悩まなくなります。常に余白を気にしながら断捨離するといいでしょう。

丁寧な暮らしを続けるには

近年耳にすることが多くなった、丁寧な暮らしにあこがれる人は多いですよね。
自分にとって居心地の良い空間で過ごすことで、心も豊かになり気持ちも前向きになります。
しかし、丁寧な暮らしは一つひとつ丁寧に手間と時間をかける生活スタイルのため、無理をしていると息苦しさを感じるかもしれません。
完ぺきにこなそうとするのは、本来のやり方ではないので気をつけたいところです。
無理のないペースで丁寧な暮らしを楽しみましょう。

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